内容説明
リハーサルではお客さんの見えづらさを体感しておく、音楽よりもまずは何者かを伝える、愛嬌の大事さはYouTuberが証明している、今日のステージに立つまでのストーリーを説明しよう、歌詞が聞き取れる前提で曲を作らない、印象的なワードがひとつだけ届けば、その曲は記憶に残る、ステージ上での読みやすい文字の結論、著名ミュージシャンのライブ映像は参考にならない…など、ステージで“活きる”必殺のノウハウを多数収録!
目次
ステージ論・念頭に置くべき六箇条(興味のない人の心の扉を開くのは、音楽よりも共感と愛着。;夢を追いかける時間は想像以上に短い。やれることは最速で何でもやろう。;可能性を狭める意見は、基本的にすべて無視。 ほか)
観客を満足させるための50の法則ステージ論(まずは音楽への幻想(過信)を捨てましょう。
情報取集を徹底しておけば、MCも怖くない。
リハーサルでは、お客さんの見えづらさを体感しておく。 ほか)
円滑に活動を続けていくためのバンド運営編(「良い曲をやれば売れる」ほど理想的な世界ではない。;バンド結成。メンバーは似た者よりも、タイプ別に集めよう。;ONE OK ROCK後釜選手権に参加するのはムリゲー。 ほか)
出版社内容情報
本書は努力や難しいことは一切なし!音楽の話も一切なし!
ゴールデンボンバー鬼龍院翔が20年近くステージ活動をしてきて学んできた
「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本。
ゴールデンボンバーのリーダーであり演出担当としてステージ活動をし、元芸人でもある特殊な経歴を持つ鬼龍院翔。
自分のファンではない他の出演者のお客さんやフロアの人の心をいかに開くか、記憶に残るか、満足感を感じさせられるか。
そして新たな人にファンになってもらうため、ライブ・ステージで常に意識していることが幾つもあります。
それは例えば
・一番後ろの列のお客さんにもわかるようにパフォーマンスをする
・演奏する前にどんな曲か説明する
・誰一人疎外感を与えない
など、実はとても単純で小さなことの積み重ねなのですが、これらをやるだけでフロアのお客さんの満足度に大きな差が出ると感じています。
しかし、実際のライブシーンではそれらを実行していない人たちが多いのが現状です。
おそらく「音楽の力だけで」オーディエンスに振り向いてもらおうと思っている故なのだと思いますが、鬼龍院翔は音楽だけでアプローチすることを早々に諦め、自分は「音楽の天才ではない」と自覚し、音楽以外で出来ることも進んで実践してきました。
そんな鬼龍院翔が長年のステージで得た経験からまとめたこれらの方法論を本書では「ステージ論」と呼び、このメソッドを中心とし、「ステージに立つ人が成功を掴むための方法論」を解説しています。
その内容は決して難しいことはなく、当たり前のことをただ実践するだけ。努力などせず今日から使えるものばかり。
ミュージシャンだけでなく、お笑い、演劇、アイドルなど、エンタメ業界に生きる演者すべての人間が今日から実践できる内容が詰まった一冊です。
※本書は音楽だけで人を振り向かせられる「音楽の天才」の方には全くもって必要のない本です。
しかしもしあなたが「自分は音楽の天才ではないかもしれない...」「天才だと思ってたんだけど活動できるタイムリミットが迫ってるな...」と少しでも思っていたら、本書は強力な効果を発揮すると思います。
音楽以外のことも出来る限りやって、エンターテイナーとして夢破れないための方法を全て記しました。
夢破れる人が一人でも減って、ライブエンターテイメント業界が活発になることを願います。