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佛教大学研究叢書 医療生協の事業と運動に関する研究―「地域共生社会」への対抗軸としての「人権・協同・共同化」
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目次

序章 医療生協運動への関心―性的マイノリティの人権運動のかかわりから
第1章 医療生協の事業と運動―医療生協論の再整理から
第2章 医療生協の事業と運動の具体的実践からのアプローチ―尼崎医療生協を例として
第3章 医療生協の事業と運動の先見性とその限界
第4章 医療生協の事業と運動としての低所得者医療保障―無料低額診療事業の実践から
第5章 「地域共生社会」を「人権・協同・共同化」をもとにつくりかえるために―対抗軸としての医療生協の事業と運動
終章 医療生協運動への確信に向けて―「人間らしく生きる」「くらしの協働」を支え育む医療生協運動として



著者等紹介

岸本貴士[キシモトタカシ]
1974年埼玉県生まれ。博士(社会福祉学)、社会福祉士。横浜国立大学大学院環境情報学府博士課程単位取得満期退学、佛教大学大学院社会福祉学研究科博士課程修了。私立中学高校保健家庭科教員、医療系専門学校専任教員等を経て、尼崎医療生活協同組合総務部長・組合員活動部長、日本医療総合研究所協力研究員、医療系大学・専門学校非常勤講師(社会保障論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

医療生協とはどんな組織なのか。長年、尼崎医療生協で無料低額診療事業に携わってきた著者が、これまでの医療生協論を再整理しながら、今日、新自由主義によって商品化される医療・介護サービスのあり方を否定し、医療生協の事業と運動が果たしうる役割を明らかにする。