ラオス競漕祭の文化誌―伝統とスポーツ化をめぐって
目次
スポーツ人類学における競漕祭研究の意義と目的
第1部 フランス植民地政府の影響下で創造された競漕祭(ラオス刷新運動期の競漕祭とスポーツ(1893年〜1945年)
競漕祭に付随する儀礼と守護霊の召喚(1953年〜1964年))
第2部 王国から社会主義国へ移行した激動期の競漕祭(伝統スポーツ概念の登場(1965年〜1974年)
団結と国家繁栄のための競漕祭(1975年〜1999年))
第3部 21世紀の競漕祭における伝統論争(伝統をめぐる地域間の駆け引きと舟に集約される「伝統」;考察と展望)
著者等紹介
橋本彩[ハシモトサヤカ]
東京造形大学造形学部准教授。博士(人間科学、2015年、早稲田大学)。1999年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。2012年、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻、スポーツ人類学、ラオス地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)