内容説明
どんな育児書よりも、まっとうで、わかりやすい、子育ての道しるべが、ここにある。目が見えはじめた赤ちゃんと正面から向き合って、目を見つめて、声をかける。そこから、「わらべうたで子育て」は始まります。おむつを替えるとき、あやすとき、しかるとき、寝かせるとき…、子どもと暮らすあらゆる場面に「わらべうた」が登場!「わらべうた」は、子どもと大人を楽しくつなげてくれる魔法のことばです。
目次
1 はじめての会話
2 真似から始まり、気持ちを表す
3 おむつを替えるときの声かけ
4 声を出す
5 「かっこう えだぁ」
6 はげますこと、ほめること
7 「たかい たかい たかい」
8 叱ってとめる
9 失敗は、はやしてとめる
10 意地を持たせる「はやし唄」
11 顔あそび
12 返事あそび
13 赤ちゃんのときの「呼びかけの唄」
14 「子守唄」
わたしの子どものころ
著者等紹介
阿部ヤヱ[アベヤエ]
1934年岩手県遠野市で生まれる。祖母や隣のおじいさん、おばあさんから「わらべうた」や昔話、伝承あそびを教えられて育つ。遠野で暮らし、人間としての生き方、知恵が生きている「わらべうた」を次代に伝えたいと、伝承につとめてきた。また、昔話の語りべでもあった。著書に『遠野に伝わるわらべうた』(遠野市立博物館)などがある。2018年没
平野恵理子[ヒラノエリコ]
イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
つい数十年前まで日本のどこにでもあった「わらべうた」は、今は断片でしか知られていません。「わらべうた」で育ち、その伝承者となった岩手県遠野市の阿部ヤヱさんによって、その成り立ちや意味が今解き明かされます。それは、どんな育児書よりも、まっとうでわかりやすい子育ての道しるべになることでしょう。「わらべうた」は、子どもと大人を楽しくつなげてくれる魔法のことばです。音声ダウンロード付き。