目次
第1篇 大意(題号について;聖人の帰敬)
第2篇 真宗の正意(法蔵菩薩の発願;五劫の思惟と永劫の修行;重ねて御名を誓いたもう;十二光について;一切の群生光照を蒙る ほか)
著者等紹介
蜂屋賢喜代[ハチヤヨシキヨ]
1880年9月10日大阪市東区谷町慶徳寺に生まれる。1905年東京巣鴨、真宗大学本科(現大谷大学)卒業。1918年雑誌『成同』を刊行し布教・伝道活動展開。1924年大阪天王寺の光照寺の住職となる。1964年12月13日84歳逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
親鸞が著した真宗の要義である「正信偈」を、生活に即して丁寧に講じた入門書。上巻は、大無量寿経を中心に「依経段」を解説。親鸞が浄土真宗のおしえを簡潔にまとめた「正信念仏偈」
本書は浄土真宗の中で最も読まれる正信偈を、日常生活に即して講じた入門書。
著者は明治から昭和にかけて伝道布教につとめた真宗大谷派僧侶。
六十行百二十句にまとめられた偈文の一句一句に注目し、難解な語句には詳細な語註を付し、誰にでもわかり易いことを念頭に丁寧な解釈を講じる。
親鸞の記した浄土真宗の深い教義を伝える名著が、装いを新たに復刊。
上巻は偈文の前半部分である「依経段」までを収録。「正信念仏偈」という題号の由来からその大意に触れ、「難信の理由(難中之難無可斯)」までを収録。
「六十行であり百二十句である簡単なる偈文でありますが、此の偈文よって真宗の綱格を十分に述べ尽くされたのであります。(中略)そういうわけですから、真宗という教はどういう教であるのかということを、最も簡明に説き顕されたのが此の「正信偈」であります。それゆえに広い意味で真宗という教を知らんとならば「教行信証」を拝読するべきであるが、最も簡単に真宗を知らんとするならば、此の「正信偈」を味読すればよろしいのです。」
(「あとがき」より)
第一篇/大意 第一章:題号について 第二章:聖人の帰敬 第二篇/真宗の正意 第一章:法蔵菩薩の発願 第二章:五劫の思惟と永劫の修行 第三章:重ねて御名を誓いたもう 第四章:十二光について 第五章:一切の群生光照を蒙る 第六章:救済の原因と結果 第七章:釈尊出世の本懐 第八章:煩悩を断ぜずして涅槃を得 第九章:摂取の心光は常に照護したもう 第十章:信の現益 第十一章:人中の白蓮華 第十二章:難信の理由
蜂屋賢喜代[ハチヤ ヨシキヨ]
著・文・その他