語られた親鸞
内容説明
人は宗祖親鸞に何を求め、その人生を語り継いできたのか。時代によって変化する親鸞の姿。歴史書ではなく「物語」として親鸞伝を読み直すことによって見えてくる、真宗門徒の信仰のかたち。
目次
第1章 物語型の教義書―鎌倉時代後期から南北朝時代
第2章 「正しい解釈」の追求―南北朝から室町初期
第3章 物語不在の時代―室町中期
第4章 真宗流メディアミックス―室町後期から江戸初期
第5章 「東国の親鸞」の発見―江戸中期
第6章 読本から近代史学へ―江戸後期から明治
著者等紹介
塩谷菊美[エンヤキクミ]
1957年、神奈川県に生まれる。1979年、早稲田大学第一文学部日本文学科卒業、神奈川県立高校教育職(国語科)、1997年、和光大学人文学部文学科専攻科修了、2003年、早稲田大学にて学位取得博士(文学)、現在、神奈川県平塚商業高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)