天皇制の深層
内容説明
日本文化の根源へ。記紀、律令の成立を考察し、天皇制形成のカギ「神祇革命」の謎を探る。日本の深層文化に迫った上山天皇制論の精華。
目次
1 天皇制の深層(天皇と非武装;『古事記』の思想;天皇制の論理;天皇制と律令制;古代の神祇革命;藤原不比等と記紀の成立;藤原不比等と『日本書紀』)
2(大嘗祭のこと;天皇制と大嘗祭;大嘗祭について;天皇の即位儀礼;伊勢神宮について;伊勢神宮の起源と遷宮祭;伊勢神宮の秘められた側面)
著者等紹介
上山春平[ウエヤマシュンペイ]
1921年、和歌山県生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。太平洋戦争では人間魚雷回天に搭乗した特攻要員。戦後、京都大学教授、京都国立博物館館長、京都市立芸術大学学長などを務める。1988年紫綬褒章受章、1994年文化功労者。その研究は、哲学から仏教、国家論、天皇論、文化論など広汎な分野に及ぶ。2012年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)