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明治大学社会科学研究所叢書 日本のTPP交渉参加の真実―その政策過程の解明
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内容説明

国論を二分したTPP交渉への参加が実現した。しかし関心は交渉の進捗やその帰趨に移り、交渉参加に至った過程の検証は全く為されていない。交渉参加は農産品の関税維持に腐心してきた政府にとり大きな方針転換であった。何故に政策大転換が為されたのか。TPP参加協議にも従事した元農水省国際交渉官の著者が歴代7内閣の政策要因・背景を実証的に解明する。



目次

第1章 課題と接近方法
第2章 TPPの起源(1998年〜2006年)
第3章 日本のEPAへの着手と進展(1999年〜2006年)
第4章 第一次安倍政権(2006年9月〜2007年9月)
第5章 福田政権(2007年9月〜2008年9月)
第6章 麻生政権(2008年9月〜2009年9月)
第7章 鳩山政権(2009年9月〜2010年6月)
第8章 菅政権(2010年6月〜2011年9月)
第9章 野田政権(2011年9月〜2012年12月)
第10章 第二次安倍政権(2012年12月〜2013年7月)
第11章 結論



著者等紹介

作山巧[サクヤマタクミ]
明治大学農学部准教授。1965年岩手県生まれ。岩手大学農学部卒業、英国ロンドン大学優等修士(農業経済学)、同サセックス大学修士(開発経済学)、青山学院大学博士(国際経済学)。1988年に農林水産省に入省し、外務省経済協力開発機構日本政府代表部一等書記官(在パリ)、国際経済課課長補佐(WTO農業交渉担当)、国際連合食糧農業機関エコノミスト(在ローマ)、国際部国際交渉官(日スイスEPA交渉、APEC、TPP参加協議等を担当)、内閣官房国家戦略室企画官併任(TPP国別協議チーム)等を経て、2013年より現職。日本農業経済学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)