内容説明
デジタルツールを単に使用禁止にするのではなく、「保護者自身が日々の活動や子育てに新しいテクノロジーを取り入れ、子育てを創発的に発展させることで、子どもの創造性を育む」というポジティブな使い方をしていきましょう。子育てでは、親子の対話を大切にし、絆を築き、楽しい時間を共有し、子どもに主体性を促すといったことは、これまでと変わらず重要で、今後も変わりません。その基本を忘れずに、子育てライフを存分に楽しんでください!
目次
1 デジタル機器と子育て―良い・悪いを考えるために(デジタル機器の使用について、保護者はどう考えている?;デジタル機器は危険?;保護者のかかわり方―なぜ保護者のかかわりが必要?;結局どうすればいい?)
2 賢いスマホ活用(1)子どもが主体的に使う(親子で楽しむおすすめアプリ)
3 賢いスマホ活用(2)動画を視聴する(動画視聴のアドバイス)
4 賢いスマホ活用(3)保護者の使い方(保護者自身のメディア使用)
5 園と連携してみよう(園でのICT活用の実際)
巻末資料(おすすめアプリ・ソフトウェアの紹介;「保護者の情報活用能力」チェックリスト)
著者等紹介
佐藤朝美[サトウトモミ]
愛知淑徳大学人間情報学部教授。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。東京大学大学院情報学環助教を経て現職。教育工学、幼児教育、家族内コミュニケーション、学習環境デザインにかかわる研究に従事。日本子ども学会理事・副編集委員長。オンラインコミュニティ「親子de物語」で第5回、「未来の君に贈るビデオレター作成ワークショップ」で第8回、「家族対話を促すファミリー・ポートフォリオ」で第11回、「園生活の保護者の振り返りを支援するデジタルストーリーテリングWSの開発」で第14回キッズデザイン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「スマホとの上手な付き合い方」「育児での賢い使い方」がわかる!
近年、子育て家庭でもなくてはならない存在となっているスマートフォン。最近は「スマホ育児・デジタル子育て」という言葉も耳にするようになりました。
この言葉を聞くと、子守りをデジタルに任せるの? という否定的な考えが浮ぶ一方で、ワンオペ育児で奮闘する保護者がデジタルに助けられているシーンが浮かび、プラスとマイナスの両面を考えさせられます。
本書では、時にはデジタルに育児を助けてもらいながら、新たな時代を生きる子どもたちにとって不可欠なデジタル環境を賢く取り入れていくために、大切なポイントを紹介します。
デジタルの負の側面を防ぐために、使わない/禁止するのではなく、「保護者自身が日々の活動や子育ての実践に新たなテクノロジーを取り入れ、子育てを創発的に発展させていく、未来を生きる子どもたちの創造性を育む」というポジティブな使用を提案します。
【主な目次】
CHAPTER1 デジタル機器と子育て――良い・悪いを考えるために
01 デジタル機器の使用について、保護者はどう考えている?
02 デジタル機器は危険?
03 保護者のかかわり方――なぜ保護者のかかわりが必要?
04 結局どうすればいい?
CHAPTER2 賢いスマホ活用(1)子どもが主体的に使う
01 親子で楽しむおすすめアプリ
CHAPTER3 賢いスマホ活用(2)動画を視聴する
01 動画視聴のアドバイス
CHAPTER4 賢いスマホ活用(3)保護者の使い方
01 保護者自身のメディア使用
CHAPTER5 園と連携してみよう
01 園でのICT活用の実際
巻末資料
01 おすすめアプリ・ソフトウェアの紹介
02 「保護者の情報活用能力」チェックリスト
【著者情報】
佐藤朝美(さとう・ともみ)
愛知淑徳大学人間情報学部教授。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。 博士(学際情報学)。東京大学大学院情報学環助教を経て現職。教育工学、幼児教育、家族内コミュニケーション、学習環境デザインにかかわる研究に従事。日本子ども学会理事・副編集委員長。オンラインコミュニティ「親子de物語」で第5回、「未来の君に贈るビデオレター作成ワークショップ」で第8回、「家族対話を促すファミリー・ポートフォリオ」で第11 回、「園生活の保護者の振り返りを支援するデジタルストーリーテリングWSの開発」で第14回キッズデザイン賞を受賞。主な著書に『物語行為の支援システム?親子の活動に着目して?』( 晃洋書房、2023年)がある。