シリーズ看護の知 看護師の「痛み」を伴う経験とその意味
目次
1 看護師が「痛み」を語ることの意義(一人の「人間」である「私」が看護師として生きることの意味;看護師にとって「臨床」とは、どのような場所なのか;看護師が遭遇する「痛み」とは何か ほか)
2 インタビュー:看護師たちが経験した「痛み」(「体位交換をしようと触れた瞬間、“息をしていない”と気づいて…」(山下真奈/4年目)
「あの人が最期に呼んでくれたとき、そばに行かずアラーム音でその死を知り…」(木原優美/1年目の5月)
「一時退院の準備を進めていたのに早く動けず、その子は退院できないまま亡くなって…」(川上航介/3年目) ほか)
3 Growing Pains―「痛み」の経験がもたらすもの(さまざまな痛み;罪悪感と後悔;閉鎖性と語り ほか)
Appendix
著者等紹介
上田理恵[ウエダリエ]
獨協医科大学看護学部看護管理学領域准教授。熊本県立大学アドミニストレーション研究科看護管理コース博士前期課程修了(アドミニストレーション修士)。東京女子医科大学大学院看護学研究科博士後期課程単位取得満期退学(看護学博士)。熊本大学病院、日本医療安全調査機構、長野県立看護大学講師、獨協医科大学看護学部講師を経て、2018年より現職。看護師の臨床知は、看護基礎教育にも豊かな知見を与えるものであると考え、看護職の臨床知を伝えていくことに関心を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)