はじめての内部監査―監査の基礎知識から実務での応用まで
内容説明
内部監査部門へ異動すると、独立性と客観性、リスクアプローチ、監査手続など、初めて耳にする言葉ばかりで戸惑ってしまいます。また、OJTの一環ですぐに監査を実践しなければなりません。本書は、このような新任内部監査人のための入門書です。内部監査の役割や組織への貢献、内部監査人としてのあるべき姿、監査を行うときの態度など基本的な事項の解説から、ベテランの内部監査人でも悩むことへのアドバイス、さらに監査手続書を作成できるようになるための例示として各種監査チェックリストを豊富に挙げるなど、痒いところに手が届く構成になっています。
目次
内部監査の目的
内部監査の特徴と基準
内部監査の進め方
リスクアプローチ
監査技法
内部監査の種類
業務別の監査ポイント
監査の着眼点と上手な指摘・改善提案
J‐SOX・各種マネジメントシステムとの違い
内部監査の2つの活動と品質評価
ICTの進展と内部監査
付加価値の高い内部監査
著者等紹介
島田裕次[シマダユウジ]
東洋大学総合情報学部教授。東洋大学産学協同教育センターセンター長。博士(工学)。1979年早稲田大学政治経済学部卒業。同年東京ガス株式会社入社。情報通信部、経理部などで勤務し、2000年から監査部で勤務(情報システム監査グループマネージャー、業務監査グループマネージャー、会計監査グループマネージャーを歴任)。2009年4月より現職。日本大学商学部非常勤講師(コンピュータ会計論)を兼務。資格、公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、経済産業省システム監査技術者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)