現代気候変動入門―地球温暖化のメカニズムから政策まで
内容説明
「文系」「理系」双方へ向けたスタンダードかつ最良の書。地球温暖化に関する科学と政治・経済を、バランスよく記述。温暖化懐疑論への応答も随所に交えながら、問題の全体像を初歩の初歩から理解に必要な深さまでわかりやすく語る。
目次
第1章 気候問題序論
第2章 気候は変化しているのか
第3章 放射とエネルギー収支
第4章 単純な気候モデル
第5章 炭素循環
第6章 強制力、フィードバック、気候感度
第7章 気候はなぜ変化するのか
第8章 未来の気候変化の予測
第9章 気候変化による影響
第10章 指数関数的増加
第11章 気候変化政策の基礎知識
第12章 緩和政策
第13章 気候科学と政治の小史
第14章 全体のまとめ―気候変化に対処する長期的な政策
著者等紹介
神沢博[カンザワヒロシ]
1953年生まれ。1981年、京都大学大学院理学研究科博士後期課程研究指導認定退学。1984年、京都大学より理学博士取得。国立環境研究所大気物理研究室室長、名古屋大学大学院環境学研究科教授などを経て、名古屋大学名誉教授。その間、IPCC第3次評価報告書第1作業部会査読者などを歴任
石本美智[イシモトミチ]
1954年生まれ。1978年、京都大学理学部卒業。1985年、ユタ州立大学よりPh.D in Physics取得。高知工科大学工学部准教授などを経て、高知工科大学客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「気候とは何か」といった初歩の初歩から、脱炭素に向けて世界がとるべき対策まで、温暖化に関する科学と政治・経済をバランスよく記述。懐疑論への応答も随所に交えながら、問題の全体像を理解に必要な深さまで明快に語る、「文系」「理系」双方へ向けたスタンダードかつ最良の書。