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イスラームとスーフィズム―神秘主義・聖者信仰・道徳
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内容説明

従来「イスラーム神秘主義」と訳され、知的エリートの深遠な思索がクローズアップされてきたスーフィズム。本書は、聖者信仰・「教団(タリーカ)」など民衆的要素や歴史的・地域的展開もふまえ、その多様な姿を文献とフィールドから総合的に把握、イスラームの中核に位置づけた画期的論考。



目次

第1部 スーフィズムへの視座(スーフィズム研究の歴史と潮流;スーフィズムの分析枠組―三極構造論;スーフィズムの歴史)
第2部 神秘主義としてのスーフィズム―存在一性論学派を中心に(イブン・アラビーと存在一性論学派;存在一性論学派の顕現説における「アッラー」の階位―カーシャーニーとジーリーを中心として;存在一性論学派における存在論と完全人間論―ジーリーを中心に;存在一性論学派の地域的展開と地域的偏差)
第3部 民間信仰としてのスーフィズム―聖者信仰をめぐって(イスラーム聖者の二系列―スーフィー聖者と非スーフィー聖者;イスラームの聖者論と聖者信仰―イスラーム学の伝統のなかで)
第4部 イスラームのなかのスーフィズム―その位置づけをめぐって(マムルーク朝初期のタサウウフの位置づけ―イブン・タイミーヤの「スーフィズム」批判を中心として;マムルーク朝末期におけるタサウウフをめぐる論争―ビカーイー・スユーティー論争を中心に;スンナ派とスーフィズム―ワッハーブ派への反批判をめぐって)
「多神教」的イスラーム―スーフィー・聖者・タリーカをめぐって



著者等紹介

東長靖[トウナガヤスシ]
1960年三重県に生まれる。1984年東京大学文学部卒業。1989年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、東洋大学文学部専任講師、同助教授、京都大学東南アジア研究所助教授、同大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授、准教授を経て、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授、博士(地域研究)。主著に『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店、2002年、毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)