内容説明
「今日、学校どうだった?」その一言が子どもの繊細さを加速させているかも。HSCの親であり専門家でもある著者が、5人に1人いるHSCの特性と声かけを徹底解説!
目次
第1章 うちの子、敏感でなんだかしんどそう…それ、「子ども繊細さん」かもしれません(「うちの子、ちょっと繊細すぎるんじゃないかと思って…」;「うちの子、ちょっとしんどそうだな」と思ったらチェック!HSC診断テスト ほか)
第2章 繊細な子どもの生きづらさを軽くする声かけ(「繊細な子どもにどうやって声をかけたらいいかわかりません」;「イヤだったこと」を話してきたとき「なんでそのときにイヤだって言わなかったの?」→「そうだね、それはイヤだったよね」 ほか)
第3章 子ども繊細さんにそっと「提案」するストレス回避の声かけ(「子どもがストレスを感じて苦しむ姿を見たくないんです」;HSCは、物事を感じ取るセンサーが発達している ほか)
第4章 子ども繊細さんが「繊細なままで」生きやすくするサポート(「子どもの才能をどうやって伸ばしていけばいいかわからないんです」;子ども繊細さんの才能と心の声に耳を傾ける ほか)
著者等紹介
時田ひさ子[トキタヒサコ]
HSS型HSP専門心理カウンセラー。合同会社HSP/HSS LABO代表社員。早稲田大学文学部心理学専修卒業。生きづらさ研究歴は、高校時代よりおよそ40年。生きづらさを解消するヒントを得るために大学で心理学を学ぶ。その後、思春期の子どもとの関係を改善するために、アドラー心理学、認知行動療法、フォーカシング、ヒプノセラピー、民間の手法など多数の心を取り扱う方法を学んだものの、自身の生きづらさの完全解明につながらなかった。ネット検索中に、自分がHSS型HSPであることに気づく。心理カウンセラーとして、HSS型HSPへのカウンセリングをのべ1万5000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。現在、大学院の修士課程で臨床心理学を学んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「今日、学校どうだった?」……その一言が“子ども繊細さん”をもっと繊細にさせているかも?
「子ども繊細さん(HSC)」の特性から声かけ、距離感、サポートまで全部わかる!
「HSP」「繊細さん」という言葉が市民権を得て久しいですが、もちろんこうした特性をもっているのは私たち大人だけではありません。
環境の変化が激しく、学校では多対一で見られることから「自分の子どもはHSP(HSC)かもしれない」と気づくことができず、子どもに適切なサポートもできないことがあります。もちろん親側は、自分の子どもが大丈夫かと心配が尽きず、一挙手一投足に気を配っているでしょう。
しかし子どもたちの世界はもっと敏感で直接的です。「もしかして……」と思ったときにはすでに重大なトラブルとなっていることもあります。だからこそ、子どもの小さな反応や言動について、親を含めた私たち大人は理解をし、適切な声かけについて知っておくべきなのです。
そこで本書では、自身もHSCの子を持ち、接し方に悩んだ経験のあるHSP専門家の著者が、HSCといわれる彼ら「子ども繊細さん」の特性を解説。
そして、
・環境の変化に敏感で驚きやすい
・自分の話や相手の話にすぐ泣いてしまう
・相手を気遣いすぎて自分の気持ちを言えない
・学校で見かけると元気そうなのに、家に帰ってきたら沈んでいる
・頑張っているのに、みんなの普通に追いつけない
・服の素材が気になって着られない
などの子どもの言動に直面したときに、親をはじめとする大人の適切な「声かけ」や「距離感」、子どもの生きづらさをすくってあげる「ストレス回避方法」、HSCの才能や特性を生かすための「子どもが繊細なままで生きやすくなるサポート方法」などを具体的に紹介します。
尊重されるべき子どもの“個性”を、“変な人”という言葉でラベリングさせないための「子ども繊細さん」本決定版!
本書を読めば、きっと子どもへの悩みや不安は解消されるはず!