内容説明
Linuxはサーバ、組み込み機器、スーパーコンピュータなどにおいて存在感を示してきました。近年では、オンプレミスのシステムだけではなく、クラウドサービスでも広く使われています。本書は、前半でLinuxを使いこなす上で必要な基本知識を、後半で最新情報をまとめています。Linuxの知識を体系的に整理したい、最新動向が知りたい、運用を改善したい、効率的に開発を行いたい、といった要望をかなえる内容となっています。時代の変化に柔軟に対応できるLinux技術者を目指すなら必要の一冊です。
目次
1章 Linuxの入門
2章 Linuxカーネル
3章 シェルとスクリプト
4章 アクセス制御
5章 ファイルシステム
6章 アプリケーション、パッケージ管理、コンテナ
7章 ネットワーク
8章 オブザーバビリティ(可観測性)
9章 高度なトピック
付録A 便利なコマンド集
付録B モダンLinuxツール
著者等紹介
ハウゼンブラス,マイケル[ハウゼンブラス,マイケル] [Hausenblas,Michael]
Amazon Web Services(AWS)において、オープンソースのオブザーバビリティサービスチームのソリューションエンジニアリングリードを務める。データエンジニアリングと、MesosからKubernetesまでのコンテナオーケストレーションのバックグラウンドを持つ。W3CとIETFにおいてアドボカシーと標準化の経験があり、最近は主にGoでコードを書いている。Amazonの前は、Red Hat、Mesosphere(現D2iQ)、MapR(現HPE傘下)で10年間、応用研究に従事していた
武内覚[タケウチサトル]
2005年から2017年まで、富士通(株)においてエンタープライズ向けLinux、とくにカーネルの開発、サポートに従事。2017年からサイボウズ(株)技術顧問。2018年、サイボウズ(株)に入社。cybozu.comの新インフラのストレージ開発に従事
大岩尚宏[オオイワナオヒロ]
サーバ向けや組み込み向けのLinuxにおいて、ユーザ空間、カーネルを問わず、調査や不具合の解析をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
クラウド時代に有用性の高い、最新のLinuxの使い方とツールを使いこなす!
サーバ、組み込み分野において、Linuxはいまでも圧倒的なシェアを占めています。従来のニーズに加えて、最近では、車載OS、クラウドシステム開発、インフラ開発/管理で存在感を示しています。本書は、普段からLinuxを使っていて、Linuxの最新動向が知りたい、作業を改善し、より効率的に開発を行い、知識を体系的に整理したいと考える、中上級者向けの内容です。「イマドキの中上級者向けのLinuxのリファレンス」として、入門書では扱わないものの、Linux開発者として押さえておくべき内容もカバーします。