内容説明
後世「医師の君主」と呼ばれたローマ帝政期ギリシア人医学者による解剖学の主著の一つ。動物の死体を切り開いて体内の部分や器官を観察、その構造を記述するのみならず、それをもとに機能を推論、さらにはその検証まで行なうという彼の探究は、生理学の分野にもまたがっている。本分冊では腹部内臓と栄養の問題、および胸部内臓と生命精気の問題が取り扱われる。本邦初訳。
著者等紹介
坂井建雄[サカイタツオ]
順天堂大学保健医療学部特任教授。1953年大阪府生まれ。1978年東京大学医学部卒業、東京大学医学部助教授、順天堂大学医学部教授を経て2019年より現職
池田黎太郎[イケダレイタロウ]
順天堂大学医学部名誉教授。1939年東京都生まれ。1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。2005年順天堂大学医学部教授を経て退職
福島正幸[フクシママサユキ]
エディンバラ大学博士課程(A.G.Leventis財団奨学生)。1987年埼玉県生まれ。2016年京都大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2017年ビサ高等師範学校留学(イタリア政府給費留学生)を経て現在に至る
矢口直英[ヤグチナオヒデ]
東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員。1984年神奈川県生まれ。2016年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。2017年日本学術振興会特別研究員を経て現職
澤井直[サワイタダシ]
順天堂大学大学院医学研究科助教。1975年富山県生まれ。2003年京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学。2005年日本女子大学非常勤講師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
後世「医師の君主」と呼ばれたローマ帝政期ギリシア人医学者による解剖学の主著の一つ。動物の死体を切り開いて体内の部分や器官を観察、その構造を記述するのみならず、それをもとに機能を推論、さらにはその検証まで行なうという彼の探究は、生理学の分野にもまたがっている。本分冊では腹部内臓と栄養の問題、および胸部内臓と生命精気の問題が取り扱われる。本邦初訳。(全4冊)