環境人間学と地域 ユネスコエコパーク―地域の実践が育てる自然保護
内容説明
単なる自然の保全ではなく、人間の生きた生活の上に成り立つ自然保護を目指すユネスコエコパーク。その制度的特徴とさまざまな現場の実践から、持続可能な未来に向かう社会転換プロセスのあり方を考える。
目次
第1部 ユネスコエコパークの制度と理念(世界遺産とはどこが違うのか?;ユネスコエコパークの理念の変遷と日本のかかわり;生物圏保存地域の世界での活用事例)
第2部 ユネスコエコパークの運動論(日本におけるMAB計画の復活;日本ユネスコエコパークネットワークの誕生;ネットワークを統御する:共通利益と取引費用から考える日本ユネスコエコパークネットワーク;複数の自治体に跨るユネスコエコパークの実情;地域資源の内発的な再評価とブランドの構築;全国のシカ問題をユネスコエコパークから考える;ユネスコエコパークを支える知識・ネットワーク・科学)
出版社内容情報
単なる自然保全ではなく人間活動の上に成り立つ自然保護を目指すユネスコエコパーク。その実践から持続可能社会のあり方を問い直す。