新国訳大蔵経・インド撰述部〈16−1〉中観部―中論〈上〉
内容説明
鳩摩羅什訳『中論』とチベット語訳『無畏註』の梵原本は同一書であることを、全二十七品(章)にわたって実証し、青目釈より漢訳者・羅什自身の中観思想を抽出。加えて、仏護、清弁、月称、観誓までの『中論頌』解釈を対照し、各々の特徴を浮彫にする。本書『上』では全四巻中、巻第一、巻第二を収録。
目次
中論 巻第一(釈僧叡序;観因縁品第一;観去来品第二;観六情品第三;観五陰品第四;観六種品第五;観染染者品第六)
中論 巻第二(観三相品第七;観作作者品第八;観本住品第九;観燃可燃品第十;観本際品第十一;観苦品第十二;観行品第十三;観合品第十四)
著者等紹介
丹治昭義[タンジテルヨシ]
1932年、静岡県生まれ。京都大学卒。現在、関西大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)