内容説明
人間のために働く、執事のような“エージェント”をどう設計するか?自動運転、掃除ロボット「ルンバ」、IBMの人工知能「ワトソン」を使ったアプリ…。IoTとともに、世の中を便利に面白くしている「弱いAI(特化型AI)」。そのなかでも、人間に代わって作業を進めてくれる「エージェント」型技術のコンセプトを打ち出した、人工知能時代のプロダクト/サービス開発において実用的なアイデアが得られる一冊。
目次
1 新たな視点(サーモスタットの進化;エージェント型技術の到来;エージェント型技術が世界を変える;エージェント研究の歴史から学ぶべき6つのこと)
2 実践(インタラクションの枠組みの修正;セットアップと始動;万事順調に作動中;例外の処理;ハンドオフとテイクバック;エージェントの評価)
3 展望(プラクティスの進化;ユートピア、ディストピア、ネコ動画;今後の使命(賛同してもらえれば、だが))
著者等紹介
ノーセル,クリストファー[ノーセル,クリストファー] [Noessel,Christopher]
インタラクションデザイン業界で製品やサービスのデザイン、各種領域のデザイン戦略のコンサルティングを手がけ、20年を超す実績を積んできたベテランデザイナー。ヒューストン大学を卒業後、小規模なインタラクションデザイン・エージェンシー「TX」を共同創設、博物館や美術館のインタラクティブな展示や環境を開発。その後、国際的なウェブコンサルタント企業marchFIRSTに所属し、情報デザイン部長を務め、インタラクションデザインのためのセンター・オブ・エクセレンスの創設にも尽力。現職はIBMの旅行・運輸業界担当グローバルデザインプラクティス・マネージャー
武舎広幸[ムシャヒロユキ]
東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。マーリンアームズ株式会社代表取締役。主に自然言語処理関係ソフトウェアの開発、コンピュータや自然科学関連の翻訳および著作、辞書サイトの運営などを行っている
武舎るみ[ムシャルミ]
学習院大学文学部卒。マーリンアームズ株式会社代表取締役。デザイン、心理学、コンピュータ関連のノンフィクションや技術書、フィクションなどの翻訳を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)