内容説明
ぼっち全肯定。大切なことを見失わないための戸田真琴、処女エッセイ。
目次
第1章(そもそも親が新興宗教信者だし教育歪みすぎでやばい;誰かの善意が誰かの悪夢;結婚するまで男の人と付き合えない! ほか)
第2章(AV業界は体育会系?;超マイナス・ヒーロー;無駄にモテなくていい ほか)
第3章(ツイッターやめたら元気になった;白でも黒でもないグレーのままで;呪いをじわじわ乗り越える ほか)
著者等紹介
戸田真琴[トダマコト]
AV女優。2016年、処女のままSODクリエイトよりデビュー。2019年、スカパー!アダルト放送大賞女優賞受賞。趣味の映画鑑賞をベースに各媒体にコラムを寄せるほか、自身も処女映画監督として処女作を撮影中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
SNS社会で異彩の存在――AV女優・戸田真琴、書き下ろし処女エッセイ。
「note」に投稿した「SNSで死なないで」は18万ビュー、
同じく「Twitterをやめます。」は63万ビューを記録し大きな話題に。
さらには朝日新聞論壇時評面で取り上げられるなど、いま最も注目を集める彼女。
格差社会の拡大、未来への薄暗い不安、ただなんとなく日々苦しい……
本書は、そんな押しつぶされそうな現実の中で、戸田真琴が贈る孤独賛歌。
ほのかに残る温かい幼少期の記憶から思春期を経て大人へ――今まで本人の筆で語られてこなかった生い立ち。
それは、ごく普通の環境だと思っていた家庭と本人が成長するにつれに確立されていく意志のズレだった。
新興宗教の集会、婚前交渉を厳しく禁止するお母さん、家族を守ると言っていたはずのお父さん、いじめの末に引きこもってしまうお姉ちゃん……。
幸せだったはずの少女は何故、処女のままAVデビューを決意するのか。
AVデビューするも右も左もわからず悪戦苦闘。
良かれと思ったことが裏目にばかり。二度とやりたくないハードな撮影も。
どうして上手くいかないのか――AV女優業から学んでいったことを生きるヒントに。
SNS社会に引き裂かれる私たち。ひとからの承認・羨望・愛情が欲しい。
どうしたらこの息苦しい世の中で心からの安息を得ることができるのか。
世相を独自の視点から眺め、本当は誰しもが抱える「孤独」を見つめなおし、むしろ愛でることをすすめる。
ひとりぼっちを恐れず、むしろを胸を張るために。