ドゥルーズ=ガタリ 哲学、真理か、創造か
内容説明
ひところ、西欧の終わり、歴史の終わり、人間の終わりとともに、哲学の終わりが宣言されたことがあった。しかし、わが国を含めて現代世界と現代学術界はさらなる哲学人口を輩出しつつある。何を終わらせ、何を開始するか。ドゥルーズ/ガタリとともに、いまひとたび、未曾有のフェイク・ニュースとソフィストたちの蔓延する現代世界へ、闘いを挑もう。
目次
序章 何を問うのか
第1章 哲学は「概念」を創造する
第2章 哲学は概念を、「内在平面」において、創造する
第3章 哲学は、概念を、内在平面において、「概念人物」を介して、創造する
第4章 科学、芸術、と、創造
第5章 哲学は、概念を、内在平面において、概念人物を介して、「創造」する
結章 真理と創造―真理の創造的発見に向けて
著者等紹介
中田光雄[ナカタミツオ]
1939年、東京・小石川生まれ。1944年より、群馬県。東京大学教養学部教養学科(フランス科)卒。同大学大学院人文科学研究科(比較文化)博士課程中退。パリ大学大学院(仏国政府給費招聘留学)哲学科博士課程修了。仏国文学博士(哲学)(Doc.es Lettres)。筑波大学名誉教授。仏国学術勲章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)