ドゥルーズ=ガタリ―資本主義、開起せよ、幾千のプラトー
内容説明
『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』が資本主義に、歴史に、そして未来にもたらすものは何か―社会的欲求充足レヴェルの精神分析とマルクス主義に見切りをつけ、人間の条件を裂開する分裂分析が見出す無償の産出衝動から地域学的開展を通って宇宙論的シンセサイザーへといたるプロセスに、人類の未来への変貌を託す試み。
目次
第1部 資本主義を脱開する(何を問うのか、いまさら?;『アンチ・オイディプス―資本主義と分裂症』解題;原理から展開―“c/t”から“mol/mol´e”へ;“mol/mol´e”の内実構成;潜勢動・無意識・分子態と認識 ほか)
第2部 開起せよ、幾千のプラトー!(何を問うのか、こんどは?;同一態レヴェル;差異態レヴェル;同異態レヴェル;生成、プラトー、創造)
著者等紹介
中田光雄[ナカタミツオ]
1939年、東京・小石川生まれ。1944年より、群馬県。東京大学教養学部教養学科(フランス科)卒。同大学大学院人文科学研究科(比較文化)博士課程中退。パリ大学大学院(仏国政府給費招聘留学)哲学科博士課程修了。仏国文学博士(哲学)(Doc.es Lettres)。筑波大学名誉教授。仏国学術勲章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)