内容説明
リーダーシップとは天賦の才でも感覚でもなく、誰もが習得可能な知恵である。キャンパスをもたず世界7都市をめぐりながら、最先端の教育を展開し、世界最難関の大学として、いま、注目を集めるミネルバ大学。実践的な知恵を重視した教育スタイルはそのままに、米国ミネルバが開発したビジネスパーソン向けリーダーシッププログラム「Managing Complexity」のエッセンスを1冊にまとめたのが本書です―。
目次
不確実な世界を生き抜く個と組織の「適応」を導くリーダーシップ
第1部 複雑なシステムをリードする思考法(システム思考;ヒトを理解する行動科学;自身を知る パーパスとバリュー)
第2部 対人知性を磨く(こころの知能指数(EQ)
チームの力学を最大化する
インパクト型コミュニケーション)
第3部 課題解決とイノベーション(問題と課題分析の科学;デザイン思考とイノベーション;正解のない時代の意思決定と実践;すべての土台となるラーニングアジリティ)
著者等紹介
黒川公晴[クロカワキミハル]
1983年大阪生まれ。2006年に東京外国語大学英語科を卒業後、外務省入省。2009年米国ペンシルバニア大学で組織開発修士を取得し、外交官としてワシントンDC、イスラエル/パレスチナに駐在。2013年に帰国後は、安全保障や経済問題等様々な分野で政府間交渉に携わるかたわら、首相・外相の英語通訳を務める。国益と価値観がぶつかり合う前線に立つ中で、個と組織のあり方に強い関心を持ち、2018年独立。以降、コンサルタントとして国内外の企業の組織・人材開発を支援。リーダーシップ育成、ビジョン・バリュー策定、カルチャー変革、学習型組織作り、事業開発等のサポートを行う。2021年からは米国ミネルバと事業提携し、日本企業向けのリーダーシップ開発ブログラム「Managing Complexity」を展開。自身も講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)