内容説明
マイクロプロセッサを作りながらMIPSアーキテクチャを理解する。Pentium 2設計者による定番教科書、待望の新版!
目次
1 ゼロからイチへ
2 組み合わせ回路設計
3 順序回路設計
4 ハードウェア記述言語
5 ディジタルビルディングブロック
6 アーキテクチャ
7 マイクロアーキテクチャ
8 メモリシステムとI/Oシステム
A ディジタルシステムの実装法
B MIPS命令
C C言語プログラミング
著者等紹介
ハリス,デイビッド・マネー[ハリス,デイビッドマネー] [Harris,David Money]
ハーベイ・マッド大学(Harvey Mudd College)の教授。スタンフォード大学の電気工学科で博士号を、MITの電気工学および計算機科学科で修士号を取得した。スタンフォード大学に赴任する前、IntelでItaniumとPentium 2プロセッサの論理および回路設計者として働いた。また、Sun Microsystems、Hewlett‐Packard、Evans&Sutherlandおよび他の設計企業のコンサルタントをしている
ハリス,サラ・L.[ハリス,サラL.] [Harris,Sarah L.]
ハーベイ・マッド大学の准教授。スタンフォード大学の電気工学科で博士号と修士号を取得している。スタンフォード大学に行く前、ブリガム・ヤング大学の電気および計算機工学科で学士を取得している。Hewlett‐Packard、サンディエゴ・スーパーコンピュータ・センター、Nvidiaでも働いている
天野英晴[アマノヒデハル]
1986年、慶應義塾大学工学研究科電気工学専攻修了、工学博士。1985年より慶應義塾大学工学部に勤務。1889年より1990年までStanford大学CSLのVisiting Assistant Professor。現在、慶應義塾大学理工学部情報工学科教授。並列計算機アーキテクチャ、リコンフィギャラブルシステムの研究に従事
鈴木貢[スズキミツグ]
1995年、電気通信大学電気通信学研究科情報工学専攻博士後期課程単位取得満期退学。1995年より電気通信大学電気通信学部に勤務。現在、島根大学総合理工学部数理・情報システム学科准教授、博士(工学)。特殊命令セット向けコンパイラ最適化と、オープンソース活用向け工学教育に興味を持つ
中條拓伯[ナカジョウヒロノリ]
1987年、神戸大学工学研究科電子工学専攻修了。1989年より神戸大学工学部システム工学科に勤務。1998年よりIllinois大学Center for Supercomputing Research and Development(CSRD)にて、Visiting Research Assistant Professor。1999年、東京農工大学工学部に赴任。現在、東京農工大学大学院共生科学技術研究院准教授。プロセッサアーキテクチャ、FPGAを用いた高性能計算機システムの研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
コンピュータアーキテクチャの定番教科書、待望の新版!
コンピュータ科学を学ぶ際、心臓部であるマイクロプロセッサの
構造(アーキテクチャ)を理解することは避けては通れない道ですが、
マイクロプロセッサを自ら作成することにより、その理解をより一層
進めることができます。
そんな、マイクロプロセッサを作りながら学ぶ『ディジタル回路設計と
コンピュータアーキテクチャ』が、System Verilogに対応して
バージョンアップしました。
本書は初版同様、特にコンピュータ科学を学ぶ学生のために、
・数の体系、半導体のしくみや論理ゲートといった基本的内容
・ブール代数を実現したり、ラッチ/フリップフロップといった回路設計
・System Verilog/VHDLといったHDL(ハードウエア記述言語)を使った実装
・さまざまな応用的演算回路
・パイプライン処理やメモリ、I/Oシステム
など、マイクロアーキテクチャを作り、理解するための内容を網羅しています。
古典的でありながら今も無数の製品に使われ続けるMIPSアーキテクチャを
中心に、最新の先進的アーキテクチャにいたる解説と、より理解を深めるための
演習や口頭試問、そして豊富なHDL記述例によって、コンピュータアーキテクチャの
基礎をじっくり学べる一冊です。
〈目次〉
第1章 ゼロからイチへ
第2章 組み合わせ回路設計
第3章 順序回路設計
第4章 ハードウェア記述言語
第5章 ディジタルビルディングブロック
第6章 アーキテクチャ
第7章 マイクロアーキテクチャ
第8章 メモリシステムとI/Oシステム
付録A ディジタルシステムの実装法
付録B MIPS命令
付録C C言語プログラミング