看護師・介護士が知っておきたい高齢者の解剖生理学―気持ちに寄り添う仕事をするための実践知識
内容説明
老年は単なる中年期の延長ではありません。高齢者に特徴的な医学の基礎知識があれば、介護がいらない体を維持するお手伝いができ、問題を早く発見して深刻な状態になることも防げます。高齢者が、最後まで良いと思える人生を送るお手伝いができるのは、高齢者の体や病気の知識を持った人たちです!
目次
第1章 知っておきたい体のしくみと老いによる変化(老化に伴う臓器の変化1 からだの中の水分の変化(体液)
老化に伴う臓器の変化2 元気な心臓と老化する血管(循環器) ほか)
第2章 高齢者の体の不調を見つける・対処する(人体の名称と体表マーカー―体を表す医学用語と体表マーカー;高齢者の症候の特徴―高齢者の不調はわかりにくい ほか)
第3章 お年寄りに多い病気の理解(骨と関節と筋肉の病気1 骨の病気;骨と関節と筋肉の病気2 関節に関わる病気 ほか)
第4章 いろいろな検査の知識(体格と情報の把握―基本的な身体の評価;画像検査―体の中を見る ほか)
第5章 より良い日常生活のための知識(感染症から体を守る1 高齢者に感染症を起こす主な病原体;感染症から体を守る2 感染症を予防する ほか)
著者等紹介
野溝明子[ノミゾアキコ]
東京大学理学部卒、同大学院にて理学修士。東京大学医学部解剖学教室(養老孟司研究室)で学んだ後、東京大学総合研究博物館医学部門客員研究員を経て順天堂大学医学部にて医学博士。鍼灸師資格を持ち、個人宅、病院、ホスピスなどで訪問治療を行う中で重い病気の人との関わりが多く、15年以上緩和ケアに関わる。介護支援専門員の資格を生かして在宅緩和ケアの支援も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)