知のトレッキング叢書 驚くべき日本美術
目次
第1部 日本美術を「見る」ということ(実物を見なきゃわからない、見ればわかる;実物でなくイメージで語られてきた雪舟;雪舟のフィルターが取れた瞬間;雪舟にアクセスするパスワード「乱暴力」;美術は人為的な操作の構造を見て面白いと思う芸術 ほか)
第2部 日本美術との出会い方(日本美術との出会い方;横尾忠則からつげ義春へ;切手「第一次国宝シリーズ」;つげ義春後期様式時代;人生にまだ美術が登場しない時代 ほか)
著者等紹介
山下裕二[ヤマシタユウジ]
美術史家・明治学院大学教授。1958年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。専門の室町時代の水墨画にとどまらず、縄文から現代美術まで、歴史に埋もれた作家の再評価や、価値の定まらない作品の発掘を行い、その普及に努めている
橋本麻里[ハシモトマリ]
ライター・エディター。1972年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。明治学院大学・立教大学非常勤講師。『芸術新潮』『BRUTUS』『&Premium』『和樂』などへの寄稿のほか、高校美術教科書の編集・執筆も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「美しい畸形」VS「鎖国派」の歴史が日本美術を作った。歴史・文化・地域を横断して日本美術を論じることのできる山下流の独断と偏見と愛に満ちた日本美術論を愛弟子・橋本麻里が徹底的に聞く。