内容説明
「ハウ・ツー」ではない、ナースに必要なコミュニケーション・スキル。コミュニケーション理論の原理・原則を実践に応用した技術。
目次
第1章 コミュニケーションの仕組み(コミュニケーションとは意味づけのプロセス;非言語メッセージの影響力とチェック機能;意味づけのプロセスではコンテキストを重視する)
第2章 対人コミュニケーションのスキル(信頼関係を作る;アサーティブ・コミュニケーション ほか)
第3章 治療的コミュニケーション(治療的関係作り;治療的コミュニケーションのスキル)
第4章 チームの中でナースの存在感を高めるコミュニケーション(患者や家族に対して;他の医療職者への説明;会議などにおける発言)
第5章 コンフリクト・アプローチ(コンフリクトの仕組み;4種類のコンフリクトのマネジメント;コンフリクトに対する反応に影響を与えるもの;コンフリクト対応のためのアサーティブ・スキル;コンフリクト具体例とその対応)
著者等紹介
渡部富栄[ワタナベトミエ]
大東文化大学スポーツ・健康科学部看護学科特任准教授。専門分野:コミュニケーション(看護、医療、異文化、通訳/翻訳)。看護師、通訳者/翻訳者。1957年大阪府生まれ。国立がんセンター(小児科病棟)で看護師として勤務する。1998年大東文化大学大学院経済学研究科博士前期過程(通訳論専攻)修了後、英日会議通訳者としてICN(国際看護師協会)やICM(国際助産師連盟)を始めとした多くの看護・保健医療、また政治や経済の分野の国際会議で同時通訳を提供してきた。研究分野はコミュニケーションで、看護分野のコミュニケーション講座で講師を務めている。2018年度より大東文化大学スポーツ・健康科学部看護学科の専任教員として、看護コミュニケーション論、英語コミュニケーション、医療英語の科目を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)