内容説明
ナースができる摂食嚥下障害へのケア。新しく効率的にできる口腔ケア法も必見!
目次
1 摂食嚥下ケアの基礎知識
2 嚥下の評価と診断
3 口腔ケア
4 間接訓練
5 食事介助と直接訓練
6 患者状態別の対応
出版社内容情報
●急性期〜リハビリテーション期まで、患者状態を維持・向上させるために、ナースが留意したいことを、くまなく解説。
●患者さんや家族の「食べたい」「食べてもらいたい」を支え、対応できるようになるための1冊。
●患者さんの状態に応じた摂食嚥下ケアや、効果的に取り入れられる口腔ケアについて、最新の知見を加えた改訂版。
Part1 摂食嚥下ケアの基礎知識
1 まず理解したい摂食嚥下の生理:嚥下の2様式とは?
2 まず理解したい摂食嚥下のメカニズム(1):命令嚥下のメカニズムとは?
3 まず理解したい摂食嚥下のメカニズム(2):咀嚼嚥下のプロセスモデルとは?
4 摂食嚥下ケアを始めなければならないのはなぜ?
5 摂食嚥下ケアを始められるタイミングは?
6 摂食嚥下ケアを始められる患者状態は?(原疾患、既往歴、全身状態)
7 栄養状態の整え方は?
8 リスク管理(1):誤嚥のタイプは?
9 リスク管理(2):誤嚥性肺炎のリスク管理は?
10 リスク管理(3):むせやすい患者でのリスク管理は?
11 リスク管理(4):窒息のリスク管理は?
12 リスク管理(5):詰まった患者への対応方法と留意点は?
13 リスク管理(6):痰の吸引・排痰法によるリスク管理は?
Part2 嚥下の評価と診断
1 意識状態の鑑別と問診のとり方は?
2 神経学的所見のとり方は?
3 発声・構音から判断したいことは?
4 スクリーニングテストの種類は?
5 胸部聴診のとり方は?
6 嚥下造影(VF)、嚥下内視鏡検査(VE)の進め方は?
7 重症度をチェックするためのスケールは?
8 食事開始のためのレベル判定をどう行う?
(「食事開始手順プロトコール」を用いた介入の例)
Part3 口腔ケア
1 絶食時から口腔ケアを進めたいのはなぜ?
2 口腔ケアのアセスメントスケール、何をどう使うと効果的?
3 口腔ケアの物品、何を使うと効果的?
4 義歯の装着や管理、どのように行うと効果的?
5 口腔内のトラブル(出血・乾燥など)、何を早期に見抜く必要がある?
6 トラブル別対応(1):開口が難しい場合、どうケアを進める?
7 トラブル別対応(2):口腔内が乾燥している場合、どうケアを進める?
8 トラブル別対応(3):出血で汚染している場合、どうケアを進める?
9 トラブル別対応(4):意識障害で洗浄が行いにくい場合、どうケアを進める?(拭き取り法)
10 口腔ケアのスケジュールは何が適切?
11 口腔ケアを効果的に継続するためには?
Part4 間接訓練
1 食べる前の準備としての嚥下体操をどのように行う?
2 舌の訓練をどのように行う?
3 口腔内の訓練をどのように行う?
4 頬の訓練をどのように行う?
5 頸部の訓練をどのように行う?
6 咳嗽の訓練をどのように行う?
7 胸郭の訓練をどのように行う?
Part5 食事介助と直接訓練
1 食事の情報共有はどのように行う?
2 食事の粘度調整(とろみのつけ方)はどのように行う?
3 食事時の環境調整はどのように行う?
4 食事時の姿勢調整はどのように行う?
5 姿勢が崩れる患者での留意点は?
6 食事介助で注意したいことは?
7 食事中の誤嚥を防ぐための方法は?
8 食事を中止しなければならない場合とは?
9 食事終了後の姿勢調整はどのように行う?
10 食事の段階を上げる基準は?
Part6 患者状態別の対応
1 脳血管障害患者での留意点は?
2 認知症患者での留意点は?
3 抗精神病薬投与患者での留意点は?
4 神経難病(パーキンソン病、重症筋無力症)患者での留意点は?
5 経鼻経管栄養患者で経口摂取を併用する場合の留意点は?
6 気管切開患者での留意点は?
Column
(1)パルスオキシメータ測定中に注意したいこと
(2)間接訓練の選択と進め方で注意したいこと
(3)のどのアイスマッサージと冷圧刺激法の違い
(4)ナースが行っても算定できる!「摂食機能療法」
(5)食事摂取中の頸部調整は、設定を明確に