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現代怪談考
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内容説明

姑獲鳥、カシマ、口裂け女、テケテケ、八尺様、今田勇子―そのとき、赤い女が現れる。絶対に許せない人間の「悪」。深淵を覗き込んだ時、そこに映るものは何か。怪談の根源を追求する、吉田悠軌の探索記、その最前線へ。



目次

怪談の深層に眠るもの「子殺し」怪談 section1(イタリア公園へ;こんな晩 ほか)
怪談の深層に眠るもの「子殺し」怪談 section2(現代怪談の幕開け;夕焼けの人さらい ほか)
怪談の深層に眠るもの「子殺し」怪談 section3(子殺しの罪と罰―コインロッカーベイビーとしての「コトリバコ」;欠損する下半身の意味するもの―カシマさん)
怪談の深層に眠るもの「子殺し」怪談 section4(「大流行」以前の口裂け女;変容する口裂け女 ほか)
怪談の深層に眠るもの「子殺し」怪談 section5(「感染」を拡大させる赤い女―アクサラ、泉の広場の赤い女;「白い女」の系譜―サチコ、ひきこさん、八尺様 ほか)
怪談の深層に眠るもの「子殺し」怪談 section6(なぜ多くの人々が「赤い服を着た大きな女」を見てしまうのか?;怪談とはなにか、恐怖とはなにかを探ること)



著者等紹介

吉田悠軌[ヨシダユウキ]
怪談研究家。1980年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、ライター・編集活動を開始。怪談サークル「とうもろこしの会」の会長をつとめ、オカルトや怪談の研究をライフワークに。テレビ番組「クレイジージャーニー」では日本の禁足地を案内するほか各メディアで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)