日本の文学―Masterpieces of Japanese Literature
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896‐1933。岩手県花巻に質屋の長男として生まれる。盛岡高等学校卒業後、地学者として農民のために働く一方、短歌や詩、童話などの創作に励んだ。幻想的かつユーモアと人間味の溢れる作品で、日本文学に独自の世界を築いた
芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892‐1927。東京生まれ。東京帝国大学在学中、菊池寛らとともに同人誌『新思潮』に参加して創作を開始、『羅生門』を発表する。『鼻』が夏目漱石に絶賛され、文壇の注目を集めた。35歳のとき、服毒自殺により他界
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。三重県名張市生まれ。早稲田大学卒業後、貿易会社、古本屋、支那そばやなど多くの職に就く。1923年、「新青年」に掲載された『二銭銅貨』で小説家デビュー。初期は欧米の探偵小説に強い影響を受けた本格探偵小説を送り出し、黎明期の日本探偵小説界に大きな足跡を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日本の文学作品に接したいという外国人日本語学習者が多いにもかかわらず、そのような「教材」は現状不足しています。
本書では、日本語学習者にとって読みやすい「短編」を宮沢賢治・芥川龍之介・江戸川乱歩の作品から厳選。名作文学を通して日本語の表現力と同時に文化も合わせて学べる一冊です。
学習者にうれしい、ふりがな・語彙解説・英語訳・朗読音声(無料ダウンロード)付き。