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フッサール 志向性の哲学
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内容説明

〜について思い出す、〜に対して愛憎を抱く、〜を欲する、〜であると信じる、〜と想像する…、わたしたちの心の動きは決してそれ自体では成立せず、必ずなんらかの対象に向かっている。わたしたちの経験の核にある対象への向き=「志向性」とはいかなるものか。分析哲学・論理学の哲学者たちの思想を補助線に、「生」と「知」の交差するフッサールの画期的な概念をていねいに紐解く、唯一無二の入門書。



目次

序章 経験する「生」の本性としての志向性
第1章 志向性の謎―思考が何かについてのものであるとはいかなることか
第2章 志向性と真理―真偽に関与するものとしての「対象」
第3章 意味と対象―我々はどのように「対象」への関わりを手にするのか
第4章 意味と作用―意味は心の中にあるのか
終章 「現象学」は何をするものだったのか



著者等紹介

富山豊[トミヤマユタカ]
1981年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はフッサール現象学。現在、東京大学大学院人文社会系研究科研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

経験の本性へ――。
〜について思い出す、〜に対して愛憎を抱く、〜を欲する、〜であると信じる、〜と想像する…、わたしたちの心の動きは決してそれ自体では成立せず、必ずなんらかの対象に向かっている。わたしたちの経験の核にある対象への向き=「志向性」とはいかなるものか。分析哲学・論理学の哲学者たちの思想を補助線に、「生」と「知」の交差するフッサールの画期的な概念をていねいに紐解く、唯一無二の入門書。