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レヴィ=ストロース論集成
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内容説明

資本主義の現代を根底から震撼させた構造主義のレヴィ=ストロース。親交半世紀に及ぶ人類学第一人者の著者が、20世紀思想の巨星が照らす鮮烈で根源的な思想の核心に、鋭利にそして多彩に迫る―。



目次

1(現代思想のなかのレヴィ=ストロース―ビデオ・インタヴューへの解説;人類学の視点と構造分析;「種間倫理を探究する構造主義者?」;「性―自己と他者を分け、結ぶもの」から)
2(二十二年ののちに―レヴィ=ストロースにきく;『悲しき熱帯』のいま―四十六年ののちに;写真集『ブラジルへの郷愁』をめぐって―訳者あとがきから;なぜ熱帯は今も悲しいのか)
3(日本についてレヴィ=ストロース先生が私たちに教えて下さったこと;「子供っぽい愛着のなかの緑の楽園」に接して;レヴィ=ストロース、日本へのまなざし―「月の裏側」の裏ばなしあれこれ;隅田川上のレヴィ=ストロース)
4(光芒を放ちつづける巨星―没後一年に思う;レヴィ=ストロースへの道/レヴィ=ストロースからの道;レヴィ=ストロースから学んだもの;こぼれ話、レヴィ=ストロース先生)
5(狂牛病の教訓―人類が抱える肉食という病理(クロード・レヴィ=ストロース)
二十世紀の出口で―レヴィ=ストロース/インタヴュー)



著者等紹介

川田順造[カワダジュンゾウ]
1934年東京生まれ。人類学者。東京大学教養学科卒業。パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、国立民族博物館併任教授、広島市立大学教授、神奈川大学教授を経て、神奈川大学特別招聘教授、同大学日本常民文化研究所客員研究員。著書:『曠野から』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『無文字社会の歴史』(渋沢敬三賞)、『聲』(歴程賞)、『月の裏側』(毎日出版文化賞)ほか多数。1982年、現地録音・構成・解説『サバンナの音の世界』(東芝EMI)により文化庁芸術祭レコード部門優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報



川田順造[カワダジュンゾウ]