精神病院体制の終わり―認知症の時代に
内容説明
この「悪」が相も変わらず存在しつづけているのはなぜか。半世紀にわたる行政の術策と精神医療従事者の活動―精神病者の収容から地域移行、認知症者の取り込みと安楽死、病棟転換型居住系施設まで、この社会の思惑を精査し、精神病院を「やめられない」構造を抉り出す。その構造を「終わらせる」真の改革のための提言へ。
目次
第1部(陰鬱な現況と述べること予め;京都十全会―告発されたが延命したことから言う;地域移行・相談支援;認知症→精神病院&安楽死、から逃れる)
第2部(話したこと等;病院化についての覚書;ブックガイド)
著者等紹介
立岩真也[タテイワシンヤ]
1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
認知症の時代に精神病院体制を終わらせる。誰もが憂い批判する精神病院の現状。しかし、この「悪」が相も変わらず存在しつづけているのはなぜか。精神病者の収容から地域移行、認知症者の取り込みと安楽死、病棟転換型居住系施設まで、半世紀にわたる国策と精神病院の活動、そしてこの社会の思惑を精査することで、〜精神病院を「やめられない」構造を抉り出す。そしてその構造を「終わらせる」真の改革のための提言へ。