ポリヴェーガル理論への誘い
内容説明
「からだ」と「こころ」と「社会」のダイナミックな理解をめざして。生物の社会性を育む、身体と神経系の億年単位の進化史を辿り新たな自律神経理論の可能性を軽快な筆致で解説。
目次
からだとこころをつなぐ―誕生までの前史
2種類の迷走神経―「ポリヴェーガル」の発見
背側迷走神経複合体と腹側迷走神経複合体
哺乳類革命―統合された社会的関与システム
交感神経/副交感神経―自律神経系とは何か
自律神経の3段階論―「ポリヴェーガル」のダイナミズム
ニューロセプション―神経系による無意識の検出
「すくみ」、「凍りつき」、「虚脱」―防衛カスケード
愛と親密性(安全な不動化)―オキシトシン・マジック
あそび(自由な可動化)―安全から自由へ
トラウマ臨床への視座―安全と自由の共同育成
著者等紹介
津田真人[ツダマヒト]
1959年東京都生まれ。「心身社会研究所 自然堂(じねんどう)治療室・相談室」主宰。90年代初めより、東京・多摩の国立(くにたち)市を中心に、地域で1人1人の“からだ・こころ・社会”を大切にしながら、さまざまの障がい・疾病・悩み事・困り事に、当事者と共に取り組む。一橋大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。東洋鍼灸専門学校卒業。公認心理師。精神保健福祉士。鍼灸師。あんま・マッサージ・指圧師。ゲシュタルト・セラピスト。ソマティック・エクスペリエンシング認定プラクティショナー。首都圏の大学等で非常勤講師も務めるほか、近年はポリヴェーガル理論のセミナーも全国各地で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)