精神科臨床の狭間で―折々の記
内容説明
「インテリやくざ」たれ!精神科医となって44年を数える著者が来し方の折々に綴ってきた随想の数々。精神科臨床へかける著者の想いが伝わってくる好著。
目次
1 精神科雑感(障害を受けるのも心、その心を受け止めねばならないのもまた心;学ぶべきはまずは禁忌、次いで適応;若くして癌で逝った、ある患者との別れ ほか)
2 東大精神科統合への私の関わり―始まりと終わり(助教授就任にあたって;定年退職を前にして)
3 先達に導かれて(臺弘先生への最後の手紙;土居健郎先生の思い出;中井久夫先生の「人評」)