計測器BASIC ディジタル・オシロスコープ実践活用法―しくみを知れば真の波形が見えてくる!今どき機能にパワエレまで (改訂新版)
内容説明
電子回路の真の波形を捕らえるためには、測定器本体やプローブのしくみから理解して、オシロスコープの性能や機能を100%引き出す必要があります。波形を目視で観測できるオシロスコープは、電気の振る舞いを観測できる大変便利な測定器です。しかし、動作原理を無視してスイッチやつまみを設定すると、誤った計測をしてしまいます。本書では、陥りやすい誤った使い方から正しい使いこなし方までを、実際の回路での使用事例を交えながら解説します。
目次
第1部 ディジタル・オシロスコープの基礎知識(時々刻々と変化する信号を測定するディジタル・オシロ;3大性能指標とカタログに現れない性能;動作原理から見るディジタル・オシロの得意・不得意)
第2部 知っておきたい基本的な機能と測り方(電圧や時間を「正しく」測定するための基礎知識;便利な「自動パラメータ測定」と落とし穴;正しい波形測定に欠かせない「トリガ」のテクニック;不要なノイズを減らす基本テクニック;FFT機能を使った周波数解析)
第3部 実践的な測定&プロービング・テクニック(「プローブ」で信号を正しく取り出す;電源回路の基本測定テクニック;パワエレ/スイッチング回路の測定テクニック ほか)
出版社内容情報
今や個人でも当たり前となったディジタル・オシロスコープによる正しい波形の測り方を,しくみからていねいに解説しています.好評だった前版の発行から10年以上経ち,最近では標準となった機能・性能から高速/ディジタル/パワエレ計測まで,加筆・再編集した改訂新版です.