悩める“痛み”のケーススタディ―みんなが知りたかった 痛みの臨床力アップのために
内容説明
日本は国際的にみても診断推論が“お家芸”の1つであり(中略)、その系譜は令和に至っても衰えることを知らない。本書の珠玉のケース集を通して、痛みの診断のExcellenceを追求する助けとしていただけると幸いである。診断と治療・マネジメントはトグル関係である。
目次
1 総論(診断の要点、そして病歴と診察の重要性;痛み治療の麻酔科的アプローチ;痛み治療の心療内科的アプローチ ほか)
2 各論―見方を変えたら診断できた!(背部の焼けるような痛み―時にはシャーロック・ホームズのように…4Cを使う;“全身”が痛くて動かせない―痛いところをまず診よう!見た目や紹介状には要注意;関節痛・屈曲困難―解剖から考える「指が曲がらない・関節が痛い」の知っておくべき原因 ほか)
3 各論―試行錯誤の後に診断にたどり着いた!(両下腿の痛み―疼痛+αでは、Semantic qualifier化した疼痛および“α”にまつわるPivot and Cluster戦略を利用せよ!;左下腿の痛み―診断のつかない慢性疼痛の患者では、「目薬」で寄り添いながら、診断を諦めない!;全身が痛い―心因性という先入観の前に… ほか)