古代天皇実年の解明―三倍在位年数を証明する 平成衝口発
内容説明
「記・紀」の記述を詳細に比較検討し、「古事記」「日本書紀」に隠された真実を探りつつ、推古天皇の没年を起点としてそれぞれの天皇の没年、元年を逆に辿り、神武天皇の即位年を突き止める。
目次
1 日本古代の実年を復元するために(日本書紀における「歳次」の意味;日本書紀の編述方針・踰年元年;古事記の撰録姿勢;二倍年暦は存在しない)
2 日本古代の実年の復元(崇峻天皇の即位年と物部守屋討伐戦;疎かにされた用明天皇;一〇年移動してある雄略の在位;三倍された允恭天皇の在位年数―木梨軽皇子と衣通王(軽大郎女)の愛の真実
継体天皇と暗殺された武烈天皇)
附 那珂通世著『上世年紀考』について
著者等紹介
砂川恵伸[スナガワケイシン]
1947年沖縄宮古島に生まれる。1965年琉球政府立宮古高校卒業。1972年広島大学医学部卒業。1973年厚生連尾道総合病院勤務を経て、1981年より沖縄県立宮古病院勤務(外科)。2001年2月同院を副院長で退職。2001年2月より社会福祉法人・介護老人保健施設栄寿園勤務