哲学教科書シリーズ 記号論理入門
内容説明
本書は記号論理学の入門書であるが、他の入門書と異なる点は、半期の(つまり半年の)コースでの使用を念頭においている点である。そのために、全体の分量はかなりコンパクトになっている。それにともなって、内容的にかなり大胆な取捨選択を行なわざるを得なかった。基本方針は、(1)命題論理と述語論理を区別せず、最初から述語論理を視野に入れた叙述を行なう、(2)自然演繹法を中心に据える、(3)真理関数は扱わない、ということである。
目次
第1章 形式化
第2章 量化子
第3章 規則と証明 1
第4章 規則と証明 2
第5章 否定
第6章 証明の方法と双条件法
第7章 量化の規則 1
第8章 量化の規則 2
第9章 量化の規則と制約
第10章 同一性と記述
第11章 反例と妥当性
第12章 メタ論理とその他の話題