公害の経験を未来につなぐ―教育・フォーラム・アーカイブズを通した公害資料館の挑戦
目次
第1部 なぜ今、公害経験を継承するのか(現在・未来に生きる公害経験―「記憶」の時代における継承;「困難な過去」から「地域の価値」へ―水俣、倉敷・水島の事例から考える)
第2部 フォーラムとしての公害資料館(公害資料館ネットワークは何をめざしているか―多視点性がひらく「学び」と協働;教育資源としての公害資料館―困難な歴史を解釈する場となるために;福島原発事故に関する伝承施設の現状と課題―民間施設の役割に着目して;記憶を伝える場としてのミュージアム―国際的な潮流を踏まえて)
第3部 公害資料の収集・保存・活用(公害経験の継承と公害資料―アーカイブズとしての公害資料館;社会変革に向けた社会運動アーカイブズの役割―薬害スモン被害者団体記録から;公害資料の活用を促す仕組み―環境アーカイブズの活動から)
著者等紹介
清水万由子[シミズマユコ]
龍谷大学政策学部准教授
林美帆[ハヤシミホ]
公益財団法人水島地域環境再生財団研究員
除本理史[ヨケモトマサフミ]
大阪公立大学大学院経営学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
公害を現代的に捉え直すために、公害経験の多面性を理解し、公害経験が持つ普遍性を考える。公害経験の継承というテーマに正面から向き合った論集テキスト。