歎異鈔講話
内容説明
歎異鈔を近代によみがえらせた幻の名著の復刊。大正末期から昭和中期にかけて活躍した、真宗大谷派の念仏者蜂屋賢喜代の代表的講話集を、原著が醸し出す独特の空気を保ちつつ旧字体・旧仮名遣いを改め、現代の読者が読みやすい文体で再刊。親鸞思想の本質を説く。
目次
他力救済の精髄
入信の径路
悪人救済
愛の完成
父母孝養の問題
聖人の師弟観
念仏者は自由人なり
念仏は善に非ず行に非ず
信仰上の二大疑問
他力の極致〔ほか〕
著者等紹介
蜂屋賢喜代[ハチヤヨシキヨ]
1880年9月10日大阪市東区谷町慶徳寺に生まれる。1905年真宗大学本科卒業。1924年光照寺住職。1964年12月13日逝去
伊藤益[イトウススム]
1955年京都市に生まれる。1986年筑波大学大学院博士課程修了(文学博士の学位取得)。筑波大学人文社会学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)