内容説明
今日の日大問題の根源に迫る!大学という名の虚像と実像…独裁者と闘った日大闘争から半世紀、当事者が初めて綴った「自由」を求めた日々の記録。
目次
第1章 日本大学の古田会頭体制と時代背景
第2章 一九六六年当時の経済学部の教育環境と学生会活動
第3章 闘いの初代 古賀学生会執行部誕生、民主化活動と「芝進闘争」
第4章 闘いの二代目 藤原学生会執行部と弾圧部隊だった「田中理事長」
第5章 闘いの三代目 秋田学生会執行部誕生と別動隊の行動開始
第6章 日大全共闘結成から全学部バリケード・ストライキへ
第7章 鉄鎖を解き放った“激動の闘い”と佐藤首相の「指揮権発動」
第8章 弾圧の記録と“大学正常化”との闘い、東大全共闘との連帯
第9章 日大経済学部三代の闘いと裁判闘争
第10章 大学生活への想いと五〇年ぶりの日記帳
第11章 一九七〇年代以降の闘いと日大の現状と改革運動
付 国立歴史民俗博物館「1968年 無数の問いの噴出の時代」展
著者等紹介
丸井雄一[マルイユウイチ]
1946年、青森県十和田市生まれ。1966年、日本大学経済学部に入学。綜合経済研究会に入部、学園民主化運動に係り、1968年、部長として秋田明大経済学部学生会執行部成立に尽力、全共闘運動を推進する。1969年春、就職をせず1年半ほど日雇い労働とトラック運転手として働く。その後、心機一転、鉄鋼商社に入社。1995年、同社を退職し不動産会社を設立。2018年、牧野富夫日大名誉教授氏の誘いで大学改革を訴える目的でつくられた「新しい日本大学を作る会」に参加。田中理事長の不正問題など日本大学改革の運動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
大学という名の虚像と実像…独裁者と闘った日大闘争から半世紀、
当事者が初めて綴った「自由」を求めた日々の記録を通し、今日の日大問題の根源に迫る。