知りたい!サイエンス なぜ人はドキドキするのか?―神経伝達物質のしくみ
目次
第1章 神経と脳とは何者なのか?
第2章 すべては神経伝達物質の創造物
第3章 神経伝達物質による生命の調整
第4章 こんな人の神経伝達物質はどうなっているのか
第5章 食品が神経伝達物質に与える影響
第6章 神経伝達物質やその受容体に作用する薬
第7章 幸せの青い鳥はどこにいるか
著者等紹介
中西貴之[ナカニシタカユキ]
1965年山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院農学研究科応用微生物学専攻修了。総合化学メーカー宇部興産株式会社で20年間新薬の研究に携わった後、現在は、世界各国の化学物質法規制対応に従事中。日本科学技術ジャーナリスト会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
私達の身体を動かしているのは、脳と神経伝達物質たちです。脳は、生命維持の指令を出し、逆に異常や痛み情報を受け取ります。その際の指令や情報のやり取りに、神経伝達物質が働いています。神経伝達物質には、人をドキドキさせたり、落ち着かせたりなどの重要な役割を担い、記憶や心の変化にまで影響を与えています。
本書は、神経伝達物質と脳の基礎知識から、神経伝達物質と心、神経伝達物質と病気、食物と神経伝達物質の関係、神経伝達物質と薬の作用などをやさしく解説します。理解しやすいように多数の図を掲載しています。人の心と行動にかかわる神経伝達物質の不思議な世界が見えてきます。