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複雑性PTSDとは何か―四人の精神科医による座談会とエッセイ
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目次

第1部 座談会(複雑性PTSDの概念、歴史、その重要性;トラウマ焦点化心理療法の考え方;治療同盟をつくる;複雑性の要素―虐待・DV・いじめ・災害;トラウマ記憶を扱うという治療―効果と副作用 ほか)
第2部 座談会を終えて(「型」と「型破り」;「経験」となりえなかった「体験」;「世界は一個の大きな病院になる」ことから逃れて;わたしの複雑性PTSD臨床―三八年間、素人になりに対応を試行錯誤してきた一精神科医の実践の紹介)



著者等紹介

飛鳥井望[アスカイノゾム]
医学博士、精神科専門医・指導医。東京大学医学部卒業、(公財)東京都医学総合研究所副所長(心の健康プロジェクトリーダー)を経て、現在、同研究所特別客員研究員、医療法人社団青山会青木病院院長、(公社)被害者支援都民センター理事長。日本トラウマティック・ストレス学会初代会長

神田橋條治[カンダバシジョウジ]
1937年鹿児島県生まれ。1961年に九州大学医学部を卒業後、1984年まで同大学医学部精神神経科、精神分析療法専攻。1971年から1年間、モーズレー病院ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に精神科医として非常勤勤務

高木俊介[タカギシュンスケ]
1957年広島県因島で生まれ、鳥取、岡山で育つ。2004年たかぎクリニック開設。ACT‐Kを立ち上げ、チームによる精神障害者の在宅ケアに日々奔走

原田誠一[ハラダセイイチ]
昭和32年東京で生まれる。昭和58年東京大学医学部卒業。平成18年7月、東京飯田橋に原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所を開設。学習院大学臨床心理学科、非常勤講師を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)