著者等紹介
リース,ロバート[リース,ロバート] [Reece,Robert M.]
医学博士は現在は定年退職しているが、タフツ大学医学部の元小児科教授であり、タフツ大学医学部付属病院の子ども保護チームのリーダーを長年務め、マサチューセッツ小児総合病院・マサチューセッツ大学附属病院・ダートマス小児病院の子ども保護チームのコンサルタントも兼任していた。9冊の小児科の教科書の編集に関わっており、代表的なものとして、第3版まで発行されている「子ども虐待医学:診断と管理」、ならびに第2版まで発行されている「虐待された子どもへの治療:精神保健者・医療者・法的実務者の共通理解のために」がある。また米国小児科学会から発行された「小児期の虐待による脳外傷」の共同編集者でもある。これまでに査読者付きの医学雑誌に48編の論文を発表しており、27冊の医学書の分担執筆をしている。また1993年より、年4回発行されるレビュー雑誌「The Quarterly Update誌」の編集者をしている。これまでに、子ども虐待の診断と治療に関する分野への多大な貢献に対し、数多くの専門家団体から表彰されている
溝口史剛[ミゾグチフミタケ]
群馬県前橋赤十字病院小児科副部長、群馬大学大学院小児科学教室非常勤講師。埼玉県立医科大学非常勤講師。1999年群馬大学医学部卒。2008年群馬大学大学院卒、医学博士。群馬大学附属病院ならびに群馬大学小児科関連病院をローテート勤務し、2015年より現職。2012年より群馬県虐待防止医療アドバイザー。日本小児科学会認定小児科専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科(小児科)専門医、日本小児科医会認定子どもの心相談医。日本子ども虐待防止学会代議員、日本子ども虐待医学会評議員、日本SIDS・乳幼児突然死予防学会評議員、一般社団法人ヤングアシスト理事長、日本小児科学会子どもの死亡登録・研修委員会前委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
現在,SBSの診断は「50対50の激しい論争のある,冤罪の温床」かのごとく喧伝されている。学術や法廷の場を離れ,情報戦の様相を呈し始めたこの症候群の真実はどこにあるのであろうか?
ロバート・リース医師の手によるSBSをめぐるこのリアルな法廷劇は,法廷サスペンス小説としても第一級のエンターテイメントを提供している。本書を読み終えた後,読者は本当の公平性とはどこにあるのか,考えずにはいられないであろう。
ロバート・リース[ロバートリース]
著・文・その他
溝口 史剛[ミゾグチ フミタケ]
翻訳