道元の心の哲学
内容説明
心は身を離れてはありえず、身もまた心を離れてはありえない。道元による「正法眼蔵」の「心」についての諸構想を様々なテーマを通して解明。
目次
第1章 人間性の喪失と心の問題
第2章 三界はただ心一つなり
第3章 心と魂の問題―即心是仏の意義
第4章 身と心の問題―身心学道ということ
第5章 心不可得ということ
第6章 菩提心と菩薩道―大乗仏教の根本精神
第7章 観音の力と働き―心眼をもって観ること
著者等紹介
有福孝岳[アリフクコウガク]
1939年山口県小野田市生まれ。1963年京都大学文学部哲学科哲学専攻卒業後、同大学院にて哲学研究を続行、1968年京都大学大学院博士課程単位取得後、奈良教育大学助教授、名古屋大学助教授、京都大学教養部助教授・教授、同総合人間学部教授、ドイツ、ヴッパータール大学客員教授(1991年夏学期)等を歴任。2003年4月1日京都大学定年退官後、東亞大学教授。現在、東亞大学大学院客員教授・京都大学名誉教授。文学博士。1991年3月11日以来、功山寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
有福 孝岳[アリフクコウガク]
著・文・その他