「観音経」入門―汝、観音の行を聴け
内容説明
観音経の単なる教義的解説ではなく、広く哲学的・宗教的・人間学的な関心に基づいて、観音経を自らの人生の糧となしうるように読み解くことを心がけた入門書。
目次
序論 『観音経』への道(観音と観音経;六観音と七観音;『法華経』とはどんなお経か;『観音経』はどんなお経なのか)
本論 『観音経』講話(前篇 観世音菩薩普門品・長行1A―七難三毒と二求誓願;後篇 観世音菩薩普門品・長行1B―三十三身と十九の説法;観世音菩薩普門品偈文;観世音菩薩普門品結語・長行2)
著者等紹介
有福孝岳[アリフクコウガク]
1939年山口県小野田市生まれ。1963年京都大学文学部哲学科哲学専攻卒業後、同大学院にて哲学研究を続行、1968年京都大学大学院博士課程単位取得後、奈良教育大学助教授、名古屋大学助教授、京都大学教養部助教授・教授、同総合人間学部教授、ドイツ、ヴッパータール大学客員教授(1991年夏学期)等を歴任。2003年4月1日京都大学定年退官後、東亜大学教授。現在、東亜大学大学院客員教授・京都大学名誉教授。文学博士(東京大学)。平成3年3月11日以来、功山寺住職。著書の他、多数の論文がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)