内容説明
眼を動かすと気持ちが落ち着く!?こどもたちが証明した心の防災。
目次
第1部 描いてみよう(フォルメン線描…線を描いて遊ぶ;体験した人たちの線描画)
第2部 イメージ呼吸(イメージ呼吸…深い呼吸へ)
第3部 トラウマ(PTSD)から解放されたこどもたち(家庭内の暴力がトラウマになったケース;自然災害がトラウマになったケース)
第4部 その他の症例(強迫神経症;吃音)
第5部 ことばの解説「エムレム」の成り立ち(PTSD(心的外傷後ストレス障害)
近代に工夫された心理療法
EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing 眼球運動による脱感作と再処理法)
「EMDR」から「エムレム」へ
シュタイナー教育とフォルメン線描)
著者等紹介
田上洋子[タノウエヨウコ]
1938年生まれ。1966年東京医科歯科大学卒。精神神経科。1973年米国ロードアイランド州ブラッドレイ病院にて、行動療法の研修を積む。1978年茨城県湯原病院勤務。1990年「神経科クリニックこどもの園」開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
眼球を動かすことで脳の神経細胞を刺激し、心の混乱を解きほぐす「眼球運動」と、シュタイナー教育で用いられる「フォルメン線描」、そして気持ちを安定させる「イメージ呼吸」を合わせた「エムレム」療法。
精神科医の田上洋子氏がトラウマを抱えた子どもたちを診ていくなかで発案した、トラウマからの脱却療法。
本書では療法のやり方から実例、専門的な用語まで、丁寧に紹介・解説する。
本書の前身となる『時を描く線 A Line Drawing The Time』を刊行したアトリエルピナスの小菅昌子氏が、著者の意向を汲んで文章を加筆、修正をおこなう。(オールカラー)