ローラープリントテキスタイル―インドの布への憧憬と産業革命がもたらしたもの
内容説明
「ローラープリント(銅ローラー捺染)テキスタイル」は産業革命によって生まれた機械刷りの布の総称です。マンチェスターを中心に、後年日本やドイツでも生産されたこの布は、16世紀には世界中の羨望の的であったインドのテキスタイルとそれに携わる職人たちを脅かす存在でもありましたが、いまではアンティークとなり、当時の流行や美意識、技術革新の歴史が読み取れる貴重な資料でもあります。本書ではインド、ラージャスターン州ジャイプルで長年アンティーク商を営むサバーシュ・シャルマとジャティン・シャルマ親子の膨大なコレクションから、選りすぐりの貴重なテキスタイルをご紹介します。
目次
1 ドット・格子・ストライプ
2 和・モダン・レトロ
3 小紋
4 幾何学模様
5 ヨーロピアン
6 ペイズリー
7 つる・唐草
8 ラベル