量子論の基礎から学べる量子化学
目次
第1章 量子論の幕開け―エネルギーは飛び飛びの値を持つ
第2章 前期量子論―水素原子輝線発光スペクトルの謎
第3章 電子の運動方程式―シュレーディンガー方程式の導出
第4章 量子箱―1‐3次元の箱の中の粒子の振る舞い
第5章 水素原子―前期量子論との比較
第6章 多電子原子―電子スピン・パウリの原理・フントの規則
第7章 分子軌道法―化学結合の量子論的理解
第8章 軌道間相互作用―電子が分極する起源
第9章 軌道の混成―便宜的混成軌道と分子軌道法的混成軌道
第10章 分子の振動・回転―地球温暖化の謎と電子レンジの原理
著者等紹介
尾上順[オノエジュン]
1985年大阪大学理学部化学科卒業。1987年大阪大学大学院理学研究科無機及び物理化学専攻修士課程修了。松下電器産業株式会社社員。1990年理化学研究所研究員。1997年博士(理学)(京都大学)。1999年理化学研究所先任研究員。2002年東京工業大学原子炉工学研究所(理工学研究科原子核工学専攻)助教授。現在、東京工業大学原子炉工学研究所(理工学研究科原子核工学専攻)准教授。専門分野:ナノ物質科学、原子力材料量子設計(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)